ご縁の地から育む未来 今こそひとつにチーム日本 第25回女性経営者全国交流会in島根

 6月16~17日、「ちがいを生かして強くなる ご縁の地から育む未来 今こそひとつにチーム日本」をテーマに第25回女性経営者全国交流会in島根(略称:女全交)が島根県で開催され、42同友会と中同協から566名の参加がありました。

 1日目は7つの分科会に分かれて「人を生かす経営の実践」「経営指針づくり」「付加価値創造」「地域づくりと人材育成」「次世代の女性部会」などをテーマに学び合い、分散会形式で行われた懇親会でさらに交流を深め合いました。

 2日目は小田隆弘・島根同友会代表理事の開催地代表あいさつ、広浜泰久・中同協会長の主催者あいさつで開会し、丸山達也・島根県知事、上定昭仁・松江市長による来賓あいさつの後、林伴子・内閣府男女共同参画局長のメッセージが披露されました。その後、分科会座長報告と続きました。

 基調講演は松場登美・(株)石見銀山生活文化研究所代表取締役が「足元の宝を見つめて暮らしを楽しむ」をテーマに講演しました。

 松場氏は「復古創新」のテーマの下に日本の生活文化の美しさ、豊かさを説き、地域の存続と経営に生かしてきた経験を語りました。軽やかでユーモアのある自然体な語りは多くの参加者を感動に包みました。

 久賀きよ江・中同協女性部連絡会代表は「女全交も男性の参加率が高まってきました。厳しい経営環境の中にあっても、性別に関わりなく経営者、リーダーとして大いに力を発揮していきましょう」とまとめを行いました。次回設営担当の福岡同友会による閉会あいさつと次回の参加呼びかけで、2日間にわたる女全交は終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 7月 5日号より