インターンシップについて協議【臨時中同協共同求人委員会】

 7月20日、臨時中同協共同求人委員会がオンラインで開催され、28同友会と中同協から65名が参加しました。

 冒頭、川中英章・中同協共同求人委員長から、年々多様化するインターンシップについてわれわれはどう進めるべきかを再確認したいとあいさつがありました。その後、「産学協働による学生のキャリア形成支援活動の推進」の解説動画を視聴。続いて、東京同友会、愛知同友会、宮崎同友会のこれまでのインターンシップの活動の成果と課題の報告がありました。

 グループ討論では、「同友会がめざすインターンシップとは?」をテーマに討論。「インターンシップを通じて何が自社の魅力なのかを確認し伝えることで社員や会社の成長にもつながる」「地域との関わりを持ったインターンシップや中小企業の魅力を発信していくなど中小企業ならではのやり方で進めること」「同友会がめざすインターンシップは学校との連携が大きなカギ。4委員会(経営労働・共同求人・社員教育・障害者問題)が連携し、地域に若者を残す取り組みをしていくこと」「社員が若者に地域で働く意義を語れないと若者は残らない。社員教育の機会としてもインターンシップは重要である」「企業づくりをしっかりすることで地域に若者を残す地域づくりにつながる」などの意見が出されました。

 佐藤全・中同協共同求人副委員長から「学習指導要領が改訂され『社会に開かれた教育課程』が追加されました。学校の中だけでなく地域社会と共同しながら若者を育てるというもので、より早い段階から若者たちに地元企業や地域を知ってもらう段階にきています。本日の委員会では、社会教育活動という視点で、他の委員会と連携しながら息の長い教育活動をすることを確認できました」とまとめがあり、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 8月 25日号より