圧倒的な発想転換~第50回青全交in兵庫を3年ぶりにリアル開催

 9月15~16日、第50回青年経営者全国交流会in兵庫(略称・青全交)が「圧倒的な発想転換」をスローガンに第1回青全交を開催した兵庫の地で3年ぶりのリアル開催となり、47同友会および中同協から約2250名が参加しました。

 中同協青年部連絡会2030ビジョンの「われわれ青年経営者で次代に誇れる豊かな世界を創ろう!」を全体テーマに20の分科会、記念講演、全体会を開催し、大いに学び合いました。

 分科会では、「企業づくりと青年部活動は不離一体」「経営者の全人格的成長」や、2030ビジョンにある「世界とつながる」をテーマとした分科会を昨年に続いて、日本とフィンランドをオンラインでつなぎ、世界とのつながりによって打撃を受けることがなかった強靭な企業づくりを学び合いました。

 全体会では、藤岡義己・兵庫同友会代表理事から「兵庫同友会2100名の最高会勢でお迎えできました。また、リアルの開催では最高の参加人数となりました。どんな環境変化にも負けない強靭な企業体質をつくるために、若い時から学び、切磋琢磨し、よい会社が次々と生み出されるような学びをしていきましょう」と開会あいさつがありました。続いて広浜泰久・中同協会長から「3年ぶりのリアル開催は、皆さんの熱が伝わり、前のめりになっていることがわかります。青年部こそが3つの目的の『よい経営者をめざす』を体現する場所になっています。中同協青年部連絡会2030ビションは絵空事ではなく、思いをカタチにしていきましょう」とあいさつがあり、その後3つの分科会の座長報告がありました。

 記念講演では、「圧倒的な事業モデルの創出と、その成長を支える強靭な組織づくり~『事業』『組織』『同友会』圧倒的な進化のための発想転換~」をテーマに、(株)デジアラホールディングス代表取締役会長の有本哲也氏より講演がありました。

 そして、毎年恒例となっているバトンリレーでは兵庫同友会から次回開催の広島同友会にバトンが引き継がれ、梅田益生・中同協青年部連絡会代表から「2020年、21年はコロナ禍の中、青全交の歩みを止めないとオンラインで開催し、バトンをつないできました。兵庫青全交は改めてリアルに戻しました。この2日間、主体者同士で切磋琢磨し学んだことをしっかり実践して、来年広島で会いましょう」とあいさつがありました。

 最後に中山英敬・中同協幹事長が「激動激変の中で、企業変革の重要性、地域との関係性、労使見解の重要性がキーワード。青年経営者の情熱、行動力、みなぎるパワーを感じました。各地に持ち帰って、地域の経営者にも伝えていきましょう」とまとめを行い、錫木健一・広島同友会副代表理事の閉会あいさつで青全交が終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 5日号より