【全国支部長インタビュー】第5回 宮崎同友会・宮崎北支部 光行新哉代表幹事(井戸川建設(株) 営業統括部長)

 全国の支部・地区を紹介する連載企画「全国支部長インタビュー」。第5回目となる今回は、宮崎同友会宮崎北支部(光行新哉代表幹事)の取り組みを紹介します。

「宮崎が大好きだから!」~同友会運動の魅力を語り部が伝え、仲間を増やし、強い地域をつくりたい

 宮崎北支部は、宮崎市を中心に1市2町をエリアとする支部です。県庁所在地であり中核市でもある宮崎市は、観光資源を多く持つ観光都市で宮崎県の中心都市です。

 宮崎同友会は1992年に創立し、その3年後の1995年に企業経営と同友会活動の基盤をよりきめ細かく展開していくことを目的に、県北・宮崎北・宮崎南の3支部を同時に創設。その後、きりしま、ひむかと2つの支部ができて現在県全体では5支部体制となっています。

 宮崎北支部は、2021年度は29名の新しい仲間を迎え、131名(県内組織率28・5%)で今年度の活動をスタートしました。とにかく「宮崎愛」が非常に強い会員の方ばかりです。

同友会活動が楽しくて仕方がありません

 私は、2011年に入会し11年目となります。入会した当初はあまり活動に参加していませんでしたが、支部活動の交流会などの担当を担う中で関わるようになっていきました。2013年度から支部幹事を8年務めさせていただき、2021年度より代表幹事となりました。

 代表幹事になるのとほぼ同時に弊社別事業部の「代表職」となりました。今までの学びが実践できるようになり、「地域のため、社員のため」という考えが深まりました。

 「代表幹事は大変でしょう」とよく聞かれますが、「楽しくて仕方がありません」と返答します。なぜなら代表幹事や役員は、より組織の学びを得ることができます。そしてそれを自社の組織のあり方に実践することができるからです。

 私は今期は、「経営指針をつくる会」を受講し、さらなる同友会の魅力を学んでいるところです。

なぜ会員を増やしたいのか?

 2021年度は、私たちの支部は目標としていた会員数を達成することができました。

 これはもちろん、支部役員の方々の尽力の賜物です。

 会員を増やすことは、ある意味大変かもしれません。役員の皆さんと協議する際に議論になりますが、決してノルマではないと考えます。仲間を増やすことで、同友会理念を地域に広げ、「大好きな宮崎」が発展していくことになると考えています。

 この3年間は新型コロナウイルス感染症や世界情勢の変化、円安の加速などの経営環境の激変で支部エリアの中小企業経営者も多大な影響を受けています。だからこそ、今私たちが同友会運動の魅力発信の語り部となりより多くの経営者の仲間を増やすことで、強い地域をつくり「大好きな宮崎」を発展させたい思いで、取り組んでいます。

※宮崎同友会では、複数の代表制で支部長のことを代表幹事と言っています。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 15日号より