激変する情勢に対応する企業経営実践を学び合う【第12回中同協関東甲信越ブロック代表者会議】

 9月8~9日に第12回中同協関東甲信越ブロック代表者会議を神奈川同友会設営でロイヤルホールヨコハマにて開催し、10同友会および中同協から56名の参加がありました。

 1日目は、冒頭、湯本良一・中同協副会長より「3年ぶりにリアルでの開催。情勢が激変の時、経営者のスピリッツが重要です。中小企業の未来を切り開き、ぜひ各同友会に持ち帰って実践しましょう」とあいさつがありました。

 その後、「情勢変化に対応していく自社の変革!」をテーマに3瓶修氏(日崎工業(株)代表取締役・神奈川同友会理事・ものづくり広場長)、深澤正司氏((株)FCC代表取締役・副代表理事)、渡辺学氏(ニイガタ(株)代表取締役・副代表理事)をパネリストに、榎本重秋氏(ぜんち共済(株)代表取締役・副代表理事)をコーディネーターに神奈川同友会の役員によるパネルディスカッションが行われました。

 コロナ禍の中で、売上が減少するなか新規事業に取り組み、企業変革を進めている3名の報告や、神奈川同友会の役員同士の「仲のよさ」とお互いに高め合っている関係性に、参加者は驚嘆しながら学びました。

 その後「コロナ禍を中心とした情勢変化の中でどのような手を打ってきましたか? またその中で同友会をどのように活用してきましたか?」をテーマにグループ討論を行いました。

 2日目は、各地同友会の現状と課題について活動交流を行い、ビジョンを策定し実現に向けて取り組んでいる同友会や、周年行事や全国行事で盛り上げようとする取り組み、法人化を準備している同友会などの事例をもとに学びました。

 最後に、湯本良一・中同協副会長より「役員が一丸となって取り組む活動を行い、方向性を合わせ、力と気持ちを合わせることが重要。会社では社員との信頼関係を構築し、組織的な経営に脱皮することです。代表者会議は知恵を出し合っていく場で、この2日間学び合ったことを、各同友会や自社に持ち帰り実践していきましょう」とまとめがあり、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 15日号より