運動を引き継ぎ発展させる主体者に【第39回中同協役員研修会】

 10月4~5日、第39回役員研修会が岩手で開催され、9同友会と中同協から54名が参加しました。

 冒頭、田村滿・岩手同友会代表理事が開会あいさつを行い、「2日間、おおいに学び合おう」と呼びかけました。

 講義は、国吉昌晴・中同協顧問が第1講「同友会の歴史と理念~運動の到達点、今後の課題と展望~」、広浜泰久・中同協会長が第2講「同友会理念の実践~その体現者をめざして~」、中山英敬・中同協幹事長が第3講「同友会の役員の役割~企業づくり、地域づくり、同友会づくりの観点から」を担当。3人はそれぞれ自らの体験や全国の教訓などを交えながら同友会運動の意義や役員の役割などを語りました。

 最後に吉田ひさ子・岩手同友会代表理事から「私たち一人ひとりが主体者となり、『一社もつぶさない、つぶさせない』のスローガンの下、まい進していきたい」とまとめのあいさつがあり、役員研修会は2日間の日程を終えました。

 参加者からは、「先人たちが積み上げた活動の歴史を振り返ったことで同友会理念の本質を捉えることができた」「同友会運動を先代から学び、引き継ぎ、発展させることが私たち役員の使命だと思った」「自社の理念や目標には、地域のことを考えた行動が欠落していた。地域の問題を自社の課題とし、解決の向けた取り組みを行いたい」などの感想が寄せられました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 25日号より