広報活動と会員増強は両輪【2022年度第1回中同協広報委員会】

 10月6日、2022年度第1回中同協広報委員会が秋田市を会場にオンラインを併用して開催され、22同友会から61名が参加しました。

 冒頭、議題の中では、新年度の中同協広報委員会の体制を確認し、今年度リニューアルされる中同協のホームページ「DOYUNET」の概要などを確認しました。

 続いて、「広報活動と会員増強」をテーマに問題提起と実践報告が行われました。はじめに、宇佐見孝・中同協広報委員長が「広報委員会には、同友会の情報を会員に伝える役割と、外部発信して会の知名度を上げ、中小企業の現状を知ってもらう役割がある。そのためにはわれわれが同友会のことをよく知っていなければ伝えられない。同友会理念を自分の言葉で語れるようにすること。『3つの目的』の先にはよりよい社会をつくるという目標があり、われわれはそのために活動している。中小企業を取り巻く経営環境を改善する力をつけるためにも、同友会の活動を知ってもらい仲間を増やすことも広報委員会の重要な役割」と問題提起。続いて、神奈川同友会と秋田同友会からそれぞれ実践報告がありました。

 その後「広報委員会が会員増強に果たす役割とは? 自社での実践を通して自らの言葉で同友会を語れていますか?」をテーマにグループ討論を実施。参加者からは「広報委員になると伝え方が学べる。経験したことを文章にすることで自らの言葉で語れるようになる。自ら実践するのが同友会」「例会の中で広報誌を読み合わせするなど会員の目に届くような工夫をしている。会内にも対外的にも同友会の認知度をアップさせる役割がある。メディアを通じた情報発信など工夫が必要」などの意見が出されました。

 最後に、座長を務めた宮野大樹・中同協広報副委員長が「何のために会社を経営しているのか、経営者自身が考えていくことが必要です。情報として知るだけでなく、学んで実践して体現できているかどうかです。各同友会それぞれの課題と現状を分析し、何のために広報活動をするのか考えながら、各同友会で活動して地域を盛り上げていきましょう」とまとめ閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 10月 25日号より