明確な目標を持ち、成長につなげよう 2022年度全国事務局員「学びと成長」研修会 第2回ステップアップ研修【中同協】

 11月25日、2022年度全国事務局員「学びと成長」研修会第2回ステップアップ研修がオンラインにて開催され、17同友会と中同協から38名が参加しました。

 8月に奈良県で行われたスタートアップ研修から3カ月を経て、第2回目となる今回はステップアップ研修とし「同友会事務局員として理解し、深めたい活動とその基礎知識」というテーマのもと、オンラインで学び合いました。

 斉藤一隆・中同協事務局長の開会あいさつの後、1戸大佑・宮城同友会事務局長が第1回目の参加者レポートをまとめたオリエンテーションを行い、「3カ月前の自分と比較しどのように前進したか」「目標に準拠した絶対評価が必要」と問いかけました。それを受けて「活用ステップシート」をもとに、どのような目標を立て、目標を掲げてどうだったか、グループ討論で交流し、それぞれの現状や課題などを話し合いました。

 続いて「会員の話を聞くため、ぜひ身につけたい基礎知識」をテーマに、後藤裕介・中同協事務局員から「簿記・会計の基礎知識」、池田泰秋・中同協事務局次長から「経営指針の成文化と実践の基礎知識」について、それぞれ報告がありました。その後「次回に向けて取り組みたいこと、課題となったこと」などをテーマに2回目のグループ討論が行われ、「財務関係の知識をもっと深めたい」「前回から今回の研修で課題や新たな気づきがあった」などの意見が出されました。

 最後に内輪博之・愛知同友会専務理事から「同友会の運動は企業経営を通じてよりよい社会をめざすこと。そのために、経営者と接するには事務局員は教養をつけるべきである。同友会運動はすればするほど知らないでは済まされないことが多い。今後はますます自己研鑽に励んでほしい」とまとめがあり閉会しました。

 次回は2月にオンラインでフォローアップ研修を開催する予定です。

「中小企業家しんぶん」 2022年 12月 5日号より