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「何のために」を問い続け、実践してきた30年-創立30年周年記念式典を開催【岩手】

 1991年11月2日に全国38番目に72名で創立された岩手同友会の創立30周年記念式典が11月30日、アートホテル盛岡で開催されました。昨年30周年を迎えましたが、感染拡大の中で1年延期し、第20回経営研究集会と併せての開催です。当日は110名の参加で盛大に行われました。

 開催に先立ち30年を振り返る映像を披露。東日本大震災時に「一社もつぶさない、つぶさせない」を掲げ、地域の暮らしを守り、地域の砦として先頭に立って牽引した当時の様子を紹介し、創立記念式典を開会しました。

 創立にも関わった田村滿代表理事は、あいさつで「私たちは常に『何のために経営するのか』を問い続け、実践してきた中小企業家の運動の歴史だった。これからも愚直に同友会運動に向き合っていこう」。そして現在の会員数にも触れ、「地域の未来を支えるには、少なくとも県内1000名会員は大前提。私たちには実現する責任がある。今日からがわれわれにとって新たなスタート」と決意を述べました。

 来賓あいさつでは岩手県商工労働観光部経営支援課長阿部博氏、谷藤裕明・盛岡市長が登壇。地域経済を担う同友会に期待の言葉がかけられました。

 会員30年表彰では6名が表彰され、記念品が贈呈されました。代表してあいさつに立った櫻井澄男氏((株)アート不動産代表取締役)は、「創立前、当時の福岡同友会の代表理事と同業の勉強会でお会いする機会があり、自分で作成した経営指針書を見せてもらった。『こんな素晴らしい学びの会をぜひ岩手にもつくりたい』と自ら手を上げて入会しことがスタートだった。それから10年間は1度も休まずすべての全国大会に出続け、代表理事もさせていただき、おかげでよい会社を具現化できた。次世代の皆さんにも誇りと自信を持って『何のために』を問い続けていってほしい」と話し会場からは大きな拍手で祝福されました。また最後には大震災からの11年の歩み、そしてこれからの未来へ向けて私たちがめざす姿を映像で紹介し、感動の中で記念式典を閉会しました。

 その後の記念講演では、中同協会長の広浜泰久氏が「よい会社をめざす」~すべての人がその素晴らしさを発揮できる社会をつくるために~をテーマに講演。各社の社員も参加し行われたグループ討論では、「労使が一緒にめざすべき未来像とは」の問題提起をもとに深め合いました。

 懇親会を含め、全体がゆったりとした一体感のある雰囲気。時代を拓いてきた確かな運動の歩みに関われる誇らしさを感じ、新たな未来展望を描くことができた、素敵な時間となりました。

「中小企業家しんぶん」 2022年 12月 25日号より

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