法人として新たな一歩を踏み出す 第51回定時総会/創立50周年記念式典【宮城】

 宮城同友会では、4月23日、「第51回定時総会/創立50周年記念式典」を開催し、計246名(来賓4名、行政4名、事務局9名を含む)が参加しました。会場入口には、創立から50年の歴史をまとめた写真パネルと、「会報誌どうゆうみやぎ(DOYUMIYAGI)」第1号から最新号390号までの表紙を掲載した写真パネルを設置しました。

 第1部(第51回定時総会)では、「任意団体としての総会」と「法人としての総会」を開催し、1974年3月23日に48名の会員で創立した(任意団体)宮城県中小企業家同友会は、50周年の節目を迎えたタイミングで一般社団法人宮城県中小企業家同友会へと移行しました。特別例会では「人を生かす経営を再定義し、付加価値向上を目指す、21世紀型企業づくりに取り組もう」をテーマに、(株)ヒロハマ会長・広浜泰久氏(中同協会長)の事例報告から学びました。

 第2部(創立50周年記念式典)では、永年会歴表彰を行い、創立時会員/会歴40年以上/30年以上の会員を対象に(対象56名)、当日出席した23名へ感謝状を贈呈しました。特別例会では「地域にあてにされる企業=業界・地域のリーディングカンパニーになろう」をテーマに、(株)パンセ代表取締役・菊地肇氏(宮城同友会相談役)の事例報告から学びました。

 パンの宅配事業を3名からスタートし、現在では、郊外型路面店を中心に12店舗、社員数402名(正社員92名、パート・アルバイト社員280名、特定技能外国人4名、外国人技能実習生15名、障害者11名)、年間来客数216万人の東北ナンバーワンベーカリーになるまでの実践が報告されました。2004年に経営労働委員長に就任し、当時の受講生に対して10年ビジョンの作成を提起したことをきっかけに自社においても第二創業がスタートしたこと、経営基本大方針「時を守り、場を清め、礼を正す」を愚直に実践してきたことを通して、自社経営と同友会の役員を担うことが一体であることが語られました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 5月 25日号より