よい会社 よい経営者への道 
中小企業魅力発信月間イベントを開催(熊本)

 熊本同友会は7月24日、中小企業魅力発信月間イベントを開催し、25名が参加しました。

目的と経緯

 「条例は、“地域における経営指針”です。ですから経営指針を実践している人が条例運動に関わることが条例を実効あるものにする鍵です」(中小企業家しんぶん2015年2月15日号)。愛媛同友会の礎を築いた故・鎌田哲雄さんが書かれたこの記事が今回の例会につながりました。「憲章条例推進運動」と並行して「経営指針」を学び実践していくことが地域の発展につながる。それならば「人を生かす経営4委員会の長」を招いてパネルディスカッションをやろう!ということになり、熊本同友会では前代未聞のパネルディスカッションが開催されることとなりました。

パネルディスカッション

 パネラーは福嶋智和・経営労働委員長、坂部龍也・共育委員長、林明成・共同求人委員長、玉垣和子・ダイバーシティ委員長。コーディネーターは馬場大介・代表理事が務めました。

 100分以上にも及ぶディスカッションは成功体験報告ではなく、どちらかというと労使の失敗談や、委員長である今も理想と現実の間で悩んでいる姿、その成長過程を垣間見ることができました。だからこそ委員長として他人の痛み・悩みに自分事として寄り添うことができるのだと実感できるパネルディスカッションでした。

質疑応答

 今回は質問シートを用意せず、参加者からの挙手制で質疑応答を行いました。途切れることなく挙手が続き、会場全体でグループ討論をしているようでした。その雰囲気は懇親会にまで持ち込まれ、酒を酌み交わしながらのディスカッションとなり盛会のうちに終了しました。この学びを継続し、憲章条例推進運動につなげていきます。

「中小企業家しんぶん」 2024年 8月 25日号より