学び合い活動と地域に広げる運動を展開し、早期に5万名の達成を 
2024組織強化・会員増強全国交流会

 8月20日、「学び合い活動と地域に広げる運動を展開しよう!」をテーマに2024組織強化・会員増強全国交流会がオンラインで開催され、46同友会と中同協から490名が参加しました。

 高谷幸一・中同協副会長(九州・沖縄ブロック)が座長を務め、冒頭、広浜泰久・中同協会長から「中同協では外部との意見交換などが増え、同友会では自助努力をベースに1社もつぶさない活動を展開していると伝えています。しかしながら実際に企業として成果を出しているのか、地域に影響を与えるだけの同友会・組織率になっているのかを見つめ直す必要があります。影響力を持ち、組織を強くするにはどうするのかを議論していきましょう」とあいさつがありました。

 問題提起として、中山英敬・中同協幹事長より「全国の組織強化・会員増強の課題と今後の仲間づくり」と題して、中同協第56回定時総会議案方針や会勢のデータを詳細分析した内容の報告がありました。事例報告では、福岡同友会福友愛支部2023年度増強リーダーの逸見裕子氏((株)ヘンミ企画代表取締役社長)が「同友会を知る会で連続280カ月毎月入会」の取り組みを報告。続いて、北海道同友会くしろ支部長の曽我部元親氏(北泉開発(株)代表取締役)より「地域に広める仲間づくり」を進めるくしろ支部の活動が紹介されました。最後に、兵庫同友会中はりま支部⻑の衣笠美幸氏((株)From ViVi代表取締役)より「会員増強と企業づくりは不離一体―支部活性化表を活用した組織づくり」をテーマに報告がありました。

 その後、「組織的な会員増強をどう進めるか。支部の活性化(例会づくり・仲間づくり)をどう進めるか」をテーマにグループ討論を行いました。最後に藤岡義己・中同協副会長(関西ブロック)が「総会議案にあるように企業づくりとして経営戦略の再構築や転換が求められている中で、同友会づくりでも戦略の再構築が求められ、会員増強は地域貢献と位置づけて楽しく取り組むことが重要です」とまとめ、閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2024年 9月 5日号より