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【04.11.20】「憲章」学習運動がスタート

地域に広がり深化していく「憲章」づくりを

 11月20〜21日、「中小企業憲章学習運動推進研修交流会」(中同協主催)が東京で開催され、21同友会から68名が参加しました。

 第1講は「同友会運動の展望と憲章制定の意義」と題して、赤石中同協会長が問題提起。赤石氏は、空洞化が進む日本経済の赤はげ部分の緑化に取り組むのが憲章学習運動の入口であり、自社を21世紀型企業として地域のモデル企業にする同友会運動の基本課題に結びつく。人類繁栄の課題に通じるもの、と強調。

 第2講は「改正中小企業基本法とその後の政策環境の動向、中小企業憲章運動の課題」と題して、大林弘道氏(神奈川大学教授)が講演。大林氏は、中小企業基本法の制定と改正の経過を考察しながら、中小企業憲章によって中小企業政策の内容評価の基準を設定し、中小企業基本法の未来を切り開くとしました。

 第3講は「活力ある地域づくりは仕事づくり、人づくり」と題して、武内一男氏(北海道同友会しりべし・小樽支部前支部長)が、地域の人材育成を進めながら魅力ある地域づくりの提言を行い、総額百数十億円の公共事業を創り出している事例を報告し、地域に底辺が広がり深化していく中小企業憲章づくりをめざしたいと結びました。

 会議は活発に討議が行われ、「学びが深まり勇気が湧いてくる」との声も聞かれ、中小企業憲章学習運動の実質的スタートを切る画期的な研修となりました。

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