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【07.03.28】中小企業振興条例が県議会で採択〜多面的なかかわりの積み重ねから【千葉】

 3月9日、「千葉県中小企業振興に関する条例」が千葉県議会にて全会一致で採択されました。

 本条例は、(1)中小企業の振興を県政の重要課題と位置付け、「産学官民」を挙げて中小企業の振興を図るという精神を謳(うた)い、中小企業の振興が地域づくりと不離一体であることを明らかにし、両者の相乗効果を狙っていること、(2)中小企業の振興に向けた基本方針・施策について、県知事が毎年1回、その進行状況を発表し、中小事業者等による検証と見直しを図ることを明記しているなど、全国的に見ても先進的な条例になっています。

 これは、千葉同友会会員も参加した千葉県「中小企業振興に関する研究会」での12回に渡る論議や、一昨年以来の、千葉県商工労働部と中小企業者による40回を越える「地域勉強会」(千葉同友会の支部とは7回)で出された意見なども取り入れており、いわば「当事者参画型」の条例と言えるものです。

 また2001年以降、千葉同友会では、毎年の政策要望で「振興条例づくり」を提言。また女性部会に

よる県知事との懇談や千葉県との2年に渡る県経営研究集会の共催といった積み重ねが生かされていると言えます。

 千葉同友会では、今後、条例のもととなっている千葉県「中小企業元気戦略」とあわせた学習・活用活動を行い、市町村単位での条例制定運動につなげていく予定です。

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