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【07.06.13】中小企業振興策を考える会〜神奈川同友会が中央会、異グ連と共催

 神奈川同友会は5月29日、神奈川県異業種グループ連絡会議(異グ連)と神奈川県中小企業団体中央会と共催で、「神奈川における中小企業振興策を考える会」を開催。行政職員、各団体役員、同友会役員・事務局の約60名が参加しました。

 これは、4月に再選された松沢県知事が「中小企業活性化条例」(仮称)を制定することをマニフェストに掲げたことがきっかけで始まったもの。神奈川同友会でも、先の知事選で候補者に「中小企業振興基本条例」の制定を要望していました。

 神奈川同友会の石館政策委員長が総合司会を務め、第1部では、全国の中小企業振興条例を調査・研究している島根県立大学講師の松永桂子氏が講演。松永氏は先進事例として八尾市(大阪)、津山市(岡山)、斐川町(島根)の取り組みを紹介し、「条例をただつくるだけでなく、神奈川の産業振興のプロセスをどう考えていくか。またそれに付随する人材育成をどう取り組んでいくかが重要である」と話しました。

 第2部の討論会では、中同協の瓜田政策局長が、千葉県や帯広市(北海道)の取り組みも紹介。異グ連の芝理事は、神奈川における条例制定の課題として、(1)条例(理念等)と具体的実行施策との連動、(2)条例づくりの審議会の構成及び条例化後の監視委員会等の設置、(3)市町村の同時条例化の推進、(4)大企業への協力要請などを提起しました。

 参加者からは「自分たちの思っていることや要望を発信していくことが重要」「このような勉強会をますます広げていかなくてはならない」などの意見が出されました。

 今後、「考える会」としては、引き続き今回のようなセミナーや勉強会を重ねていくことを確認しました。

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