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【10.08.10】【憲章・条例ニュース】「憲章紙芝居」同友会のめざす社会づくり、企業づくりが生き生き伝わる【愛知】

憲章紙芝居紹介 愛知同友会では、中小企業憲章学習のための「憲章紙芝居」を6月にパワーポイントで作成し、活用が始まりました。

 「変わりゆく流れのなかで、よほど注意深くしていなければ、人は自身の立ち位置を見失いがちです。また、自分自身の立ち位置を知らないことには、計画も対策も立てられません」。愛知同友会の憲章紙芝居もこのような認識からその物語が始まります。

 愛知同友会では理事会や地区例会でこの「憲章紙芝居」を使った学習会がスタートしており、参加者からは、「『中小企業憲章』と聞くと、政治家のうわべだけの耳障りの良い話と思っていたが、同友会の目指す社会づくり、企業づくりが生き生き伝わってきた」「中小企業が根幹と位置づけられる社会づくりに自信と誇りが持てた」などの感想が寄せられています。

 この「憲章紙芝居」では現代の劇的変化をグローバリゼーションを例にとって見せています。グローバリゼーションの波は私たち中小企業家にとって対岸の火事ではなく、むしろすぐ目の前の問題です。

 このような前提に立った上で、「憲章」とはそもそも何かを考えるならば、それは私たち中小企業家を取り巻く課題を克服し、国民一人ひとりが豊かに、幸せになれる社会づくりのための指針書こそが「憲章」と位置づけることができるでしょうと語っています。

 では、なぜ憲章なのか―

「憲章紙芝居」では、この問いを「約束」というキーワードで説明します。第1は、中小企業家自らが日本経済の中で立ち位置を知り、自信と誇りを持って進むことを約束し合い、国民に宣言する、そして憲章に描かれているような自社にするということです。

 第2に、中小企業が国民に対しての約束を果たすことに追い風となる経営環境づくり、すなわち「国民の中小企業に対する認識」と「中小企業政策」の抜本的転換と位置づけられます。

 今、日本の自殺者数は西欧型先進国のなかでトップです。このような歪んだ社会をどう健全にしていくのか、「憲章」の具現化される私たち中小企業家の社会づくり運動は、これからが本番、まだまだ道半ばの一里塚に過ぎないと、憲章紙芝居はその物語を締めくくっています。

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