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【11.07.26】【憲章・条例ニュース】 憲章推進の大きなうねりを―中小企業憲章制定1周年 記念講演会を開催【福岡】

 福岡同友会は6月21日、福岡県中小企業振興センター大ホールで「中小企業憲章制定1周年記念講演会」を開催しました。福岡同友会の中山英敬代表理事からの寄稿を紹介します。

 今回の企画は、福岡県中小企業団体中央会にも呼びかけ、中央会と同友会の共催で行いました。講師には中小企業庁事業環境部企画課長の宮本昭彦氏を招き、憲章制定に係わられた立場から憲章の内容について講演いただきました。当日は、同友会会員、中央会会員、行政職員、金融機関、大学研究者など、120名を超える方々の参加がありました。

 宮本氏は、冒頭に憲章制定の趣旨についてお話しされました。憲章の位置づけでは、閣議決定についての説明があり、政府が決定する中で一番高いレベルの決定であり、決定されれば政権が替わろうとも有効であることも確認できました。

 また、憲章のポイントや内容について詳しく解説され、一言一句に込められた政府の思いまでが良く伝わってきました。

 最後に、この憲章をどのように活用していくのかと提起され、「憲章は、政府全体の中小企業政策の土台となるもの、中小企業の方々と共に議論をするための叩き台である」と話されました。政府から私たち中小企業家に、憲章というボール(議論の叩き台)が投げられたのです。大いに議論し、考え、深め、広めていきましょう。

 今回の講演でさらに中小企業憲章の意義が深まり、また今からがこの運動の本当のスタートであることを再認識することができました。中小企業憲章では、変革の担い手である中小企業が力を発揮することで、わが国の新しい将来像が描けるという、中小企業に対する新しい見方を提示しています。だからこそ、私たち中小企業家が主体となり、思う存分に力を発揮し、これからの日本のビジョンを語り描いていきましょう。

 この講演会を機に、中央会と一緒に、他団体や行政担当者なども巻き込み、憲章推進の大きなうねりを起こしていきます。

福岡同友会代表理事 中山英敬

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