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【12.07.11】「地域に根ざす中小企業の役割」を深め合う【福岡】

映画上映とパネルディスカッション

 福岡同友会は6月16日、「中小企業憲章推進月間」の企画として、憲章制定2周年と福岡同友会創立50周年を記念し、地域社会の課題を浮き彫りにした映画「ふるさとがえり」の上映と、その内容を深め、地域における中小企業の認識を高めるためのパネルディスカッションを福岡市で開催しました(中同協九州沖縄ブロック共催)。

 第一部の映画は、「田舎の現実」を目の当たりにする主人公のふるさとへの愛情と葛藤の交錯を通して、私たちに「ふるさととは何か?」ということを訴えかけました。鑑賞者の涙を誘う感動の内容でした。

 第2部のパネルディスカッションでは、パネリストに、映画「ふるさとがえり」の制作監督である林弘樹氏(ものがたり法人FireWorks代表)をはじめ、九州経済産業局より松田一也氏(総務企画部総務課長)、福岡同友会より共同求人委員長の時枝寛氏((株)コミプラ代表取締役)の3名を招き、福岡同友会副代表理事の村山由香里氏((株)アヴァンティ顧問)がコーディネーターとしてディスカッションを行いました。参加者からの意見や質問も交えながら、地域づくりについて考えました。

 参加は、同友会会員、大学、行政、金融機関、一般など、合わせて163名でした。参加者からは、「今の日本人が忘れているものに気づかされる映画だった」「地域のために何ができるのか、改めて自問した」「中小企業が担う役割は重要性を増している」といった感想や、「自社を“ふるさと”と呼べるようにしたい」という声もあり、参加者それぞれが、過去・現在を見つめ、地域づくりや人づくり、仕事づくりなど、これからの未来を考えるきっかけとなった取り組みとなりました。

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