<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

【12.07.11】地域の活性化と元気な中小企業づくりを考える【広島】 憲章制定2周年記念行事

 広島同友会は中小企業憲章が閣議決定された6月18日に記念行事を開催しました。同友会役員をはじめ行政や商工会議所などから55人が出席しました。

 冒頭、粟屋代表理事は「閣議決定された2年前と比べても環境は厳しくなっていますが、雇用の7割を担う中小企業が元気になれば地域も元気になります。今日は国や県、そして市の方々と憲章を再認識し、元気な地域をつくっていく契機としましょう」とあいさつ。続いて、中国経済産業局の太田秀幸産業部長が「憲章と地域経済活性化に向けて」のテーマで報告、憲章の紹介と具体的な産業施策を紹介しました。

 次に、同友会から3人の支部長が「地域をどう活性化するか〜私たちの試み」という実践を報告。それぞれ、(1)「“呉学”の先にあるものは」(今村呉支部長)、(2)「GCH((注)、企業内総幸福)で企業づくり」(能登福山支部長)、(3)「製造業の危機意識と中小企業振興基本条例づくり」(柳原広島西支部長)というテーマで報告がありました。

 グループ討論では、「中小企業振興条例にはその地域の特性を生かしたい」、「中小企業の多様な存在が地域活性化のキーワード」、「地域で輝く中小企業を増やすこと」、「これが地域の強みだというのを共有しよう」、「今日のようなフランクに話せる場が大切」などの意見が交わされていました。

 最後に、瀬島副代表理事は「全国の同友会で9年前から制定を議論してきた憲章が閣議決定され2年がたちましたが、残念ながらその精神は生かされていません。提唱したのは同友会ですから、広く地域に浸透させていく責任があります。行政や他団体など、多くの関係者の力を合わせ、地方自治体での中小企業振興基本条例の制定をめざし、努力していきましょう」とまとめました。

(注)GCH:グロス・カンパニー・ハピネスの略。

<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

同友ネットに戻る