<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

【12.11.20】県内の条例制定運動に弾み〜県が中小企業振興条例を施行【愛媛】

 「ふるさと愛媛の中小企業振興条例」が10月12日に愛媛県議会で議決され10月23日に施行されました。県内では初の中小企業振興条例となります。

 条例の前文では「愛媛県の中小企業は、本県経済の発展及び雇用の維持に大きな役割を果たしているほか、その事業活動を通じて地域の歴史、伝統及び文化を育む地域社会の担い手」であることを明記。さらに「このような状況の下、活力と愛顔(えがお)あふれる愛媛県を築くためには、中小企業の持続的発展が必要であり、そのためには、中小企業者の自主的な努力のみならず、その経営の向上の意欲を育んでいくことがこれまで以上に重要性を増している。(中略)中小企業の振興を県政の重要課題と位置付け、中小企業に対する支援の強化を図るため、この条例を制定する」と謳っています。

 条例の特徴は、県産品への需要を拡大することを目的に、県がその製品や技術の開発促進、販路開拓の支援などを行うことにしていることです。

 愛媛県の条例は自民党愛媛県連が1年間かけて、大学や関係団体と研究を重ねてきたものです。前文をはじめ、項目にも愛媛同友会からの意見が反映されています。

 来年3月施行に向け、愛媛同友会・東温市・東温市商工会・愛媛大学の4者で進めている「東温市中小企業振興基本条例(仮称)」制定運動に弾みがつきました。

<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

同友ネットに戻る