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【13.09.25】【中小企業憲章を生かす】25 中小企業が光り輝く社会のために〜大分同友会 政策担当理事 上田 和宏((有)上田椎茸専門店 代表取締役)

 私の住む大分県でもついに今年「大分県中小企業活性化条例」という名の振興条例が採択されました。

採択のされ方とそのスピードは当初われわれ大分同友会が意図したものとは少しずれていましたが、幸い大分同友会の事務局長がその制定委員にも入っていたため前文の盛り込み、加えて同友会員からのパブリックコメントの成果もあり、条例制定後にその効果を検証する組織が盛り込まれたことなど、ある程度は大分同友会が思う内容に近い形で条例ができたのは事実かと思われます。

 そのような中、大分同友会政策部門の次の目標は、大分県における活性化条例の政策への浸透の検証と、現在6つあります各支部での地域振興条例の取り組みへのバックアップです。

 ただ、まだ支部単位の会員さんには、憲章や条例制定運動へのご理解に温度差もあるため、このような運動がわれわれ中小企業になぜ必要なのか?を、ご理解いただくために非常にわかりやすい形での勉強会を頻繁に開催しております。直近では民法改正やTPPの問題など、あるいは行政の方々との懇談会や大分同友会内での景況調査結果の大分大学の先生による分析報告会などです。

 まだ大分同友会は政策の専門部会ができて2年半ですが、「一企業の努力では解決できない問題を身近な問題として捉えていただき、地域の発展とわれわれ中小企業の発展は不離一体であり、この地域を変えていけるのもほかならぬここに存する中小企業であり、中小企業が自ら光り輝く社会のために憲章や条例制定運動があります」ということを大分同友会の会員さんに1人でも多くご理解いただき、いずれは政策提言可能な組織を作ることを目標に現在活動中です。

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