<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

【17.09.06】【各同友会憲章・条例推進月間】地域の活性化は地域の中小企業の活性化にあり〜「中小企業憲章」研修交流会【京都】

 京都同友会は、6月13日に「中小企業憲章」研修交流会を京都府中小企業団体中央会、京都府商工会連合会、京都府中小企業センターとの共催で開催し、会員53名、行政や各政党議員、金融機関役職員など63名の116名が参加しました。

 京都同友会では憲章の閣議決定以前から憲章条例委員会を発足し、政策委員会と合流しながら、地域循環型経済の地域づくりおよび産官学・金融・市民が連携した地域振興に取り組む仕組みづくりの検討・提案を継続して行っています。

 京都府内では2007年に京都府、2012年に与謝野町、2013年に京丹後市で条例が制定され、なかでも与謝野町は京都同友会が大きな役割を担いました。京都府・京都市との懇談会を毎年実施するなど、地域のこれからの条例制定に向けて活動しています。

 研修交流会当日は、山本尚史・拓殖大学政経学部教授が「エコノミックガーデニングから学ぶ地域経済の活性化」をテーマに講演。山本氏は、地域という土壌を生かして地元の中小企業を育て、地域経済を活性化させる政策「エコノミックガーデニング」を紹介。「地元企業が成長する環境をつくる」こと、また、「エコノミックガーデニング」・「経営の改善」・「中小企業振興基本条例」を三位一体とし、条例は地域内連携の仕組みを確立するものと提起しました。

 次に、2016年12月に右京区役所と京都同友会右京支部とで地域連携に関する協定が締結されたことを背景に、その意義とこれからの活動についててい談を行い、中島良彰・京都右京区役所地域力推進室企画課長、志磨弘道・京都同友会前右京支部長、宿野秀晴・京都同友会政策委員長(元右京支部長)の3名が登壇。まず、宿野氏からこれまでの右京支部と右京区役所、区民との関係づくりの経緯を報告。それを受け中島氏から、年々の関係づくりから「こどもシゴト博@右京」などの地域活性化につながったことが紹介されました。志磨氏からは地域交流について懇談会を開くなどで会員へ意識して理解を広げてきたことや区民との交流を企業目線で行う重要性などが述べられました。

 次の世代によい地域を残すためにも、憲章と条例、地域連携協定の主旨を参加者一同が深められた研修交流会となりました。

<< 中同協・各地の活動の目次に戻る印刷用画面 >>

同友ネットに戻る