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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー インデックス
2006年

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●2006年 12月 25日号

▼暮れも大詰めである。経営計画書を開いて達成度を点検している人、それどころではないと飛び回っている人もいるだろう。もう少し緻密(ちみつ)であるべきだったと反省している人、充実感にあふれている人などさまざまであろう(続きを読む>>

●2006年 12月 15日号

▼政府は「いざなぎ景気」を超えた戦後最長の景気だと統計を基にマクロ経済の動きを強調している。しかし、ほんとに景気の良さを実感するのは家計の収入が増えることと、中小企業の大半が景況感が良いと感じる時ではないか。成長路線を掲げた安倍新政権の経済政策に中小企業政策が相変わらず手薄なのは気懸かりなことである(続きを読む>>

●2006年 12月 5日号

▼いじめを原因とする子どもの自殺が相次いでいる。子どもの虐待も減ってはいないようだ。日本全体の自殺件数が3万件台となって8年になるが、子どもの自殺くらい心を痛める事件はない(続きを読む>>

●2006年 11月 25日号

▼この秋、恒例になってきた経営研究集会が各地で盛大に開かれ、その充実ぶりは素晴らしい。続けて支部や数支部合同の大例会開催も目につく。連続して深める企画に、単に知る企画から実践へ、との強い意欲を感ずる(続きを読む>>

●2006年 11月 15日号

▼秋は収穫の季節であり、次の収穫に備え、より良い種を選別する時期でもある。各同友会でも、経営研究集会で多くの収穫があったことと思う(続きを読む>>

●2006年 11月 5日号

▼「経営指針づくりで体得したことは、経営者としての自覚と責任を持って生き抜くこと。困難から逃げようとする自分と向き合い弱さと闘うこと。仲間の支えがあってこそ発表までたどりつけました」と語るのは(有)フローレス社長田中美幸さん(鳥取会員)(続きを読む>>

●2006年 10月 25日号

▼九州親和HDは傘下の親和銀行が金融庁に不良債権の追加処理を迫られ、07年3月期には連結最終赤字が推定384億円となる。公的資金300億円の単独返済は難しいと見られていたが、今回同じ地銀の福岡銀行の傘下に収まった(続きを読む>>

●2006年 10月 15日号

▼再チャレンジ支援策を打ち出して、新しく安倍内閣が誕生した。中小企業政策では特別に目新しいものは見当たらない。引き続きわれわれ中小企業家は、自主、自立、自助の精神を大切に企業経営に当たる一方、中小企業憲章の学習・制定へ力を結集していかなければならない(続きを読む>>

●2006年 10月 5日号

▼中小企業憲章の学習運動が提起されて2年目、少しずつですが、その方向性が確立されてきています。憲章をより身近にとらえるためには、愛知同友会が先鞭(せんべん)を付けた学習方式が有効です。自社の経営課題を明確にし、自社の発展を阻害する外部環境要因を深く理解する。望ましい経営環境から憲章を展望する(詳細は『中小企業憲章学習ハンドブック』)。この道筋は経営指針づくりの深化でもあります(続きを読む>>

●2006年 9月 25日号

▼第34回青年経営者全国交流会設営担当を機に、徳島同友会は創立10年で念願の200名会員を達成。次は500名達成で全研を担当したいと語る地元会員さんの晴れ晴れした表情が印象的だった。心から祝意と敬意を表したい(続きを読む>>

●2006年 9月 15日号

▼組織問題は、会社経営でも同友会運動でも共に最重要課題である。中同協主催の組織問題全国交流会(本紙9月5日号既報)では、各同友会からの120名を超える参加者が真剣な論議を行った (続きを読む>>

●2006年 9月 5日号

▼中同協の「労使見解=中小企業における労使関係の見解」(『人を生かす経営』所収)が発表されて31年。経営指針作り、社員教育活動を進める上で不可欠な文献として活用されています。その作成に携わった田山謙堂中同協顧問の講演を聞く機会がありました経営指針を一生懸命作り、企業に持ち返ってもうまくいかないのはなぜか、それは「見解」が経営者の腹の中にしっかり落ち込んでいないからだ。社員がその気になれば企業は必ず前進する。社員との関係が十分でない、労使の信頼関係の未成熟が原因であることに気づいてほしい、と自らの体験を振り返り力説 (続きを読む>>

●2006年 8月 25日号

▼旧盆をはさむ数日間、関東は梅雨のような天気で、夏期休暇が思わぬ読書週間となった。中で深い感動と共に教えられることの多かったのが『ザ・ホールパーソン』。長谷裕代・大阪同友会副代表理事2冊目の著作である (続きを読む>>

●2006年 8月 15日号

▼中同協総会が1456名の参加者で終了した。同友会活動が全国的に活性化し、地域経済の主役は中小企業であり、真剣に地域経済再生を願って行動を始めたと思える現象の一端が今回の総会であった。ここでの学びが各同友会の運動推進につながることを期待したい。中小企業憲章の学習運動も引き続き推進してもらいたいものだ (続きを読む>>

●2006年 8月 5日号

▼7月22日(土)午後、かねてから関心のあった「岩手ネットワークシステム(INS)研究交流会IN東京」に初めて参加しました。INSとは、岩手県内の科学技術および研究開発に関わる産官学民の人々の交流の場で今やその輪は全国に広がっています (続きを読む>>

●2006年 7月 25日号

▼またまた心に残る中同協総会であった。まるで100年の知己に会うようなたくさんの出会い、そして運動の歴史の凄(すご)さを感じさせたのがグループ討議であった。ポイントを的確に絞り込んでいくグループ長、心得て豊富な実例で議論を展開するベテラン、会歴の浅い参加者への何気ない問いかけから気づきを引き出す心遣いにも感動である (続きを読む>>

●2006年 7月 15日号

▼毎年7月は中同協総会が開かれる。同友会運動の基本方針を確認し、各同友会の活動に反映させる重要なイベントである。今年も予想を越える多くの参加者があったことは喜ばしい限りである。(続きを読む>>

●2006年 7月 5日号

▼2005年度中小企業支援施策の目玉として取り組まれた新連携は、1年間に約5000件の相談があり、165件が認定されました。このうち同友会会員がコア企業として認定された案件は16件。その積極姿勢が際立ちます。(続きを読む>>

●2006年 6月 25日号

▼村上ファンド事件は改めてさまざまな問題の存在を浮き彫りにしている。このスペースでは具体点の取り上げは無理であるが、現象の母胎がアメリカ流グローバル主義=新自由主義の流れの中にあることだけは知っておきたい。(続きを読む>>

●2006年 6月 15日号

▼各同友会では総会も終わり、今年こそはと新しい気持ちのもと、年度方針はもとより、よりよい同友会活動を目指して中期ビジョンを新しく作り替えた同友会も多いことでしょう。(続きを読む>>

●2006年 6月 5日号

▼各地の総会や月例会に参加する1つの楽しみは新会員の紹介タイムです。同友会バッジや記念品贈呈後の各人のスピーチ。学ぼうとの意欲があふれており、経営者の学びと自己変革の場としての同友会の責任の重さに身が引き締まる思いです(続きを読む>>

●2006年 5月 25日号

▼各同友会ではほとんど総会を終了し、新たな取り組みをスタートさせた時期と思う。いくつかの総会に参加させて頂いたが、総じて意欲満々である。中小企業憲章の学習が身近で切実な問題の掘り起こしから、というのも一般化してきた。(続きを読む>>

●2006年 5月 15日号

▼新入社員が入社して1カ月。新卒採用が定着している企業では先輩社員と後輩の共に育つ関係が築かれていく大切な時期である。人は後輩の面倒をみることにより意欲が湧(わ)き、責任感も目覚めるのである。(続きを読む>>

●2006年 5月 5日号

▼沖縄同友会1000社達成の報(本紙4月5日号)は「中小企業家しんぶん1000号1面トップを飾るにふさわしい快挙」との喜びの感想をいただき ました。同会は1987年創立以来「沖縄一の経営者団体めざし1000社の同友会をつくる」が夢。組織率では県内法人企業の10%を超え、全国一になりま した。(続きを読む>>

●2006年 4月 25日号

▼桜前線はまだ北上中であるが、まもなくゴールデンウイークである。男の子や孫のいる家庭では、端午の節句の祝いが話題になっているかもしれない。端午とは月の最初の午(うま)の日を言い、もともとは5月に限らないのに5月になった。(続きを読む>>

●2006年 4月 15日号

▼今年も4月に入り、多くの若者が新しく社会人のスタートを切った。数年前の就職氷河期がうそのように大企業は積極的に若年労働力を求め始めた。団塊の世代が大量に定年を迎える2007年問題への対策である。(続きを読む>>

●2006年 4月 5日号

▼「中小企業家しんぶん」1000号を迎え、34年余のファイルを繰りながら、機関紙は時代と運動を映す鏡であることを実感します。特に歴代のリーダーの言葉には立ち止まって考えさせられます。(続きを読む>>

●2006年 3月 25日号

▼小泉改革における郵政民営化と並ぶ重要課題として、中小企業の切実な願いにもかかわらず、9つの政府系金融機関の統廃合準備は着々と進んでいる。(続きを読む>>

●2006年 3月 15日号

▼情報化社会といわれて久しいが、そこで問われるのは、正しい情報か、偽物の情報かを見分ける能力である。昨今の国会での珍事を見るにつけ、情報の信憑(しんぴょう)性を確認することが極めて重要になってきた。人は情報を自分に都合よく使う傾向が大きいことを心して、経営者としては、多くの情報や報告の中から自分にとって悪い情報を謙虚に受け止める姿勢が大切である。(続きを読む>>

●2006年 3月 5日号

▼ようやく春めいてきた2月25日、千葉同友会第12期経営指針セミナー修了式が行われ、16名の受講者に修了証書が手渡されました。1泊研修を2回入れて全7講、何度も手を入れた経営指針を発表する受講者の顔も輝いています。(続きを読む>>

●2006年 2月 25日号

▼教育現場での良心の自由を問う裁判での大田堯氏の証言を収録した『証言』(大田堯著、一ツ橋書房刊)を読んだ。裁判での限られた時間内での証言だから、吟味に吟味を重ね、凝縮し尽くされた内容で、われわれにとっても、より深く学び考えるための重要な問題提起であると感じさせられた。(続きを読む>>

●2006年 2月 15日号

▼今年の全国研究集会も阪神大震災から見事な復興を遂げた神戸の地で、兵庫同友会会員のお世話で無事終了した。いつもながら素晴らしい中小企業家の学習の場である。(続きを読む>>

●2006年 2月 5日号

▼企業の社会的責任(CSR)が、今や常識化されつつあるかに見えた中での衝撃的な事件の続発です。耐震強度偽装事件、ライブドアの証券取引法違反事件、全国ホテルチエーン「東横イン」の無断改築。(続きを読む>>

●2006年 1月 25日号

▼報道的に言えば「記録的な豪雪」という乾いた表現になってしまうのだろうが、この冬の新潟を中心とする日本海側山沿いの大雪の大変さは、そこに住む者でなければ本当には理解できないかもしれない。(続きを読む>>

●2006年 1月 15日号

▼日本経済の景気は昨年の後半から回復基調に入ったようです。ただし、地方と都市、大企業と中小企業の二極分化がますます進行してきたと言えます。市場主義経済を継続すれば当然の結果でしょうが、何か釈然としません。所得の格差も二極化が進行しています。1億総中流社会は過去のものに。新たな階層集団として「下流社会」が話題に上っています。(続きを読む>>

●2006年 1月 5日号

▼2006年の新春をいかがお迎えでしょうか。「今年こそは」の強い思いで経営の構想を練っておられる方が大半でしょう。同友会運動も大きな夢の実現に向けて前進を続ける年としたいものです(続きを読む>>

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