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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2018年 12月 15日号

▼先月、福岡県田川市で中小企業振興基本条例に基づく、田川市の実態調査報告会が開催されました。専門家による報告とは別に、地元の3つの高校の生徒たちによる「経営指針発表会」が注目をあびました。若手の同友会会員たちが、その生徒たちに、地元への関心を高め、企業の仕組みや理念・ビジョンの大切さなどを教え、田川の元気な未来を考えてほしいと提案し、共に学び実現したのです。生徒たちは、田川の強みを「自然が豊か、広くて安い土地がある、地元愛が強い」などと分析、弱みを「就職先が少ない、賃金が安い、空き家や空き店舗が多い」などと指摘し、特徴を生かした仮想の株式会社を立ち上げるのです

▼(1)田川で活躍し世界に通用する人材を育てる学校を開設し、田川ブランドの確立と世界へ発信するインターネットテレビ局の開局、(2)AIやドローンを駆使して休耕地を有効活用した無人農業、収穫や配達もドローンなどを用いる近未来型の農業会社、(3)ごみを資源化して新エネルギーを開発し、循環型社会をめざすクリーンな地消地産のエネルギー会社の3社です

▼生徒たちから教わることも多く、若い力で田川の明るい未来を感じる、夢と感動の報告会でした。

「中小企業家しんぶん」 12月 15日号より


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