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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 2月 25日号

▼2月13日の夜、福島沖を震源地とする地震が発生。福島・宮城の一部地域では震度6強を記録しました。東日本大震災から10年というタイミングでもあり、さまざまな思いが頭をよぎります。京都大学の岡田知弘教授(当時)は、REESでの講演で「日本のどこでも『未被災地』と考えるべき」と提起されました。その後の災害発生状況を見るとまさにその通りだったと感じます。どこで何が起きてもおかしくない。今回もそのことを思い起こした次第です

▼私たちには社員や地域・業界を守る使命があります。その使命の大きさを考えれば「災害は必ず起きる」と想定して、それに対しての準備を怠らないことは、私たちの義務と言ってもいいでしょう。いわゆるBCP(事業継続計画)は、昨年来のコロナ禍に伴う影響なども含めて、かなり広範囲での踏み込んだ検討が必要になってきています

▼東日本大震災から10年ということで、この3月13日に開催される福島全研。その1カ月前に発生したこの地震は、「これから必ず来る災害に対して、今から対処せよ」との警鐘であったような気がします。全国からはWEBでのご参加です。今こそ、学んで万全の備えを!

「中小企業家しんぶん」 2月 25日号より


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