<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 5月 5日号

▼2人の会員経営者から支部づくりについての報告を聞く機会がありました。両支部とも例会参加者も増え、会員数も伸び続けている支部です。その実践からは多くの優れた点を学ぶことができましたが、その中から共通点を紹介します

▼1つ目は「何のための同友会か」「なぜ会員を増やすのか」など、その意味を大切にしていること。同友会に参加する目的は「『労使見解』の精神で経営者としての責任を自覚すること」、会員増強については「地域に密着した企業が元気になれば地域が元気になり、自社にもプラスになる」とそれぞれ明解です

▼2つ目は、その思いを共有して共に活動する役員・会員が周りに多くいること。そのためには支部内で「何のために」という意義を伝え、あるいは役員会などで同友会理念などの学習を繰り返し行っています

▼3つ目は、支部長を経験したことが会社の成長にもつながっていること。お2人とも「ワンマン経営から社員に任せるようになり会社の雰囲気もよくなった」「支部長を経験することで自分が成長できた」と力強く語っていました。「同友会運動と企業経営は不離一体」と言われていますが、まさにそれを実践する報告でした。

「中小企業家しんぶん」 5月 5日号より


このページのトップへ