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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2021年 5月 25日号

▼緊急事態宣言も5月末まで延長になり、予断を許さない状況が続いています。この間、日本においても世界各国においても、どのようにコロナと向き合うべきなのかということに対してさまざまな意見があり、実際の取り組みもなされてきました。「こうした有事の際には厳しい統制が必要」なのか、「全体主義につながる私権の制限は極力避けるべき」か、なかなか難しい問題ではあります

▼また一方、世界では、ウイグル・ミャンマー・香港など、人権問題がクローズアップされてきており、独裁政治による監視社会への懸念も併せて提起されてきています。私たちは、これらの難しい問題に対して、どのように向き合うべきなのでしょうか。「それはお上が考えること」として、傍観者でいてもいいのでしょうか?

▼やはり「自分の頭で考える」ことを避けてはいけないと思うのです。私たちはさまざまな形で世の中に発信していける同友会組織に属しています。自主・民主・連帯の精神という普遍的な判断基準も持っています。そうした私たちこそ、高い見識のもとで「あるべき社会とは」ということについて、自ら考え、ともに意見を交わす必要がある。そう思いませんか?

「中小企業家しんぶん」 5月 25日号より


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