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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2022年 3月 25日号

▼「最低でも20年間は人手不足が続くと考えるべき」と、中央大学経済学部の鬼丸朋子教授。日本では労働力人口の減少が大きいため、慢性的に人手不足になるとのことです。実際リーマンショック以降、日本経済は停滞したままですが、DOR(同友会景況調査)などの調査を見ても、人手不足感はずっと続いています。わずかにコロナ禍で一時的に緩和された時期があったくらいでしょうか。今すぐに出生率が劇的に改善されたとしても、生まれた子どもが大きくなるまでの20年間は、絶対にこの傾向は変わりません

▼そうした中で、従来のくくりに入らない人たち、例えば外国人・高齢者・障害者・生活保護受給者・未就業者などにも対象者を広げていくことを、いよいよ真剣に考えなくてはならない時代になったとのことです

▼そうした皆さんの多様性への対応はもちろん、今現実に働いている皆さんにおいても、その時々のライフサイクルによって、出産・育児・介護・病気療養などさまざまな場面があります。それぞれの状況に応じて、どんな働き方を標準とするべきなのか、労使で模索していく必要が出てきました。

「中小企業家しんぶん」 3月 25日号より


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