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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2022年 4月 5日号

▼新年度、新入社員を迎える企業も少なくないと思います。新社会人としての出発を心よりお祝いしたいと思います

▼一方、世界を見回すと新型コロナウイルス感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻、そして格差拡大や気候危機など社会を大きく揺るがすような事態に直面しています。新社会人のみなさんも社会の将来に対して不安な気持ちを抱えながらのスタートかもしれません

▼4月からは20歳から18歳に成人年齢が変更となります。約140年ぶりの成人の定義の見直しとのこと。若者の基本的人権、自己決定権を尊重する流れが背景にあるそうです。改めて調べてみると、成人とは「心身が発達して一人前になった人」。そして「成人の日」の意味は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」という意味があるとのこと(国民の祝日に関する法律)

▼社会がさまざまな課題を抱え、必ずしも生きやすい世の中とは言えない現代。社会人になる側も迎え入れる側も成人の意味を改めて自覚し、社会課題を共に解決していく仲間としてお互いに「みずから生き抜こうとする」ことを励まし合う。それが「共に育つ」の原点かもしれません。

「中小企業家しんぶん」 4月 5日号より


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