コラム「円卓」のバックナンバー

▼コロナ禍の影響が続く中、ロシア・ウクライナ情勢や円安による急激な物価上昇で、経営環境はめまぐるしく変化しています。そのような中で、「誇り高き理念につどい、新しい時代へチャレンジ！」をスローガンに、中同協の新年度がスタートしました

▼「人を生かす経営」こそが難局を突破する一番の力になることが改めて明らかとなりました。「人を生かす経営」とは労使見解をもとにした人間尊重の経営。労使見解を繰り返し学ぶことが大切です。そして、その当時の時代背景も含め、同友会運動の歴史と理念を学び直すことで、その理解は深まります。どのような時代背景の中で同友会はできたのか、何のための会なのか、そしてどのように発展してきたのか、時代の大きな転換期だからこそ原点回帰です。今こそ同友会運動の歴史と理念を学び直すことが肝要です

▼自社の経営も同じことがいえます。激動の中、事業領域も含め大胆な見直しが必要ですが、まずは原点回帰、創業の思いや経営理念を社員と共に確認し深めることです。決してぶれてはいけない経営の基本的な考え方をしっかりと軸に据え、変えるべきところを大胆に変え、新しい時代へチャレンジしましょう。

「中小企業家しんぶん」 7月 15日号より