<< 中小企業家しんぶんのトップに戻る

中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2022年 9月 25日号

▼世界では「民主主義国家」と「全体主義国家」のどちらが優位に立つのか?というせめぎ合いが続いています。私たちは、もちろん自由で民主的な国家を希求していますが、この民主主義国家と言われている形態においてもさまざまな難点は指摘されています。その代表的なものは「民主主義はポピュリズム(大衆迎合主義)に陥りやすい」というもの。いわゆるバラマキ政策などもその類かもしれません

▼その状況から抜け出すポイントの1つは、「一身独立して、一国独立す」という福沢諭吉の主張する考え方であり、そしてそれを推進していくべき主体者こそ、私たち同友会のメンバーではないのか、と考えています

▼「天は自ら助くる者を助く」として設立されたわが同友会です。一編の法律によって助けてもらおうとは思わない。あくまでも自助努力で自らの道は開いていく。自分の頭で考えよう。少数意見を大切にしよう。人間としての根源的な望みである「生きる・暮らしを守る・人間らしく生きる」ことを大切にしよう。このように展開された、自主・民主・連帯の精神を体現している私たちこそ、理想的な民主主義社会をめざす先頭に立ちたいものです。

「中小企業家しんぶん」 9月 25日号より


このページのトップへ