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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2022年 10月 25日号

▼「労使見解」で示された「人を生かす経営」を実現するためには「経営指針に基づく全社一丸経営」が不可欠。最近特に強くそれを感じます

▼「人を生かす経営」つまり甘やかすことではない真の人間尊重経営において、大切にしたいキーワードはちょっと頭に浮かんだものだけでも、「主体性の発揮」「対等な労使関係」「労働条件・環境の改善」「相互の素晴らしさの発揮」等々たくさんあります。いずれも簡単には実現できないことばかり。でも、経営指針に基づく全社一丸経営を長年続けていれば、必ず道は開ける。最近は確信を持ってそう言い切れます

▼そのポイントは「経営指針に取り組んだことによる成果」と「経営指針に取り組む過程」との両方にあります。まずは「成果」のところ。経営指針は、科学性・社会性・人間性という切り口で表されるすべての課題に対して、全社一丸で取り組むものですから、継続することで必ず成果が出ます。労働条件・環境の改善も例外ではありません

▼もう1つの側面である「過程」も重要。みんなで取り組むわけですから、一人ひとりの主体者意識や役割認識、そして使命感も格段に大きくなることは間違いないのです。

「中小企業家しんぶん」 10月 25日号より


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