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中小企業家しんぶん

コラム「円卓」のバックナンバー

●2022年 11月 15日号

▼新型コロナウイルス対策本部では、ポスト・コロナ(コロナ禍も含む)社会を見据え、10回のポスト・コロナ研究会を通じて意見交換を行い、企業として、同友会として、課題と対応をまとめています。その中でも、新たな社会に求められる企業づくりとしての「ポスト・コロナの企業づくりの6つの視点」は、喫緊の課題として提起されています。それは、(1)理念と手段の切り分け、(2)業界動向と自社の立ち位置を把握する、(3)事業再構築、企業変革への機会と捉える、(4)金融問題への対応、(5)人材育成、地域課題への取り組み、(6)「労使見解」の学びなおしと経営姿勢の確認の6点です

▼コロナ禍の影響を脱しない中で、ウクライナ問題や円安による企業物価の高騰、賃上げへの対応やコロナ融資の返済など、大きな負担がのしかかっています。価格転嫁の努力は外せませんが、併せて事業の再構築や企業変革への挑戦も必須です。厳しい経営環境の中で目先の対応に追われ、知らず知らずのうちに守りの経営に入っていないかなどの再検討も必要です。社会変化を捉え自社を振り返り、「変えてはいけないこと、変えるべきこと」を見極めながら企業変革に挑戦しましょう。

「中小企業家しんぶん」 11月 15日号より


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