●2022年 11月 25日号 |
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▼経営指針に取り組むことによって、科学性・社会性・人間性のすべてをレベルアップさせていくことをめざしている私たちですが、その結果としてどのような数値に注目すべきなのか、最近議論する機会がありました ▼まずは、損益計算書です。これには月次決算が必須。経費は変動費と固定費に分けて、粗利益率や損益分岐点が確認できるようにし、課題解決の進捗確認と合わせて、人時生産性などの数字の変化を見ていきます ▼そして貸借対照表。ここには経営者の姿勢がそのまま表れると言われています。この形をよくしていく、つまり財務体質の改善は、一朝一夕で成し遂げられるものではありません。経営者の矜持(きょうじ)を持って取り組みたいものです ▼さらにキャッシュフロー計算書。これも月次で確認した方が安心です。月末のキャッシュ(現預金)の残高は?営業キャッシュフローはプラスになっている?共に緊急対応を迫られる数値でもあり、経営指針の実践によって改善していきたい最重要課題と連動しているはずです ▼釈迦に説法ですが、お互いに経営指針での課題が、どのように進捗し、どんな数値の改善につながっているのか、しっかり把握していきましょうね。 「中小企業家しんぶん」 11月 25日号より |
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